09.泣き叫ぶ声
何故…何故なの…?
貴方何故何処にも居ないの…?

そう…解ったわ。
私を捨てて別の女のところへ行ったのね。

そう…貴方。
そんなにその女が良いなら一緒に消えてしまえば良いのよ。

手に握った短刀
貴方のその腐ったハートに立ててあげる。
綺麗な紅に包まれて一緒に消えるがいいわ
そうよ…
2人で仲良く消えなさい。

私の代わりになんてなれる訳が無いじゃない。
馬鹿な女。
せいぜい、自分の事を恨みながら消えていきなさい。

自分達のしてきた事を思い出して命乞いでもすることね。

私は許さないわ。
貴方達を決して許さないわ。

痛みと闇に覆われて
泣き叫ぶ彼方達の声は
私にとっての最後の晩餐

ご馳走様でした。 
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